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あれのその後、ブログ11月号に追記

先日更新したブログの後半にこんなことを書きました。


2024年1月にイスラエルのダンスカンパニーであるバットシェバ舞踊団が来日するらしい。本当に素晴らしいカンパニーだが、今は観る気にはなれない。観ていいものではないという忌避感がある。なぜならイスラエル大使館が後援に入っているから。ここ数年、コロナで中止を余儀なくされていた中での待望の来日公演だった、それが平時ならば。 病院を破壊して、子どもや病人を問答無用に殺すことを許す理由など存在しない。核を使っていい理由などひとつもない。そんなことがまかり通る理由などあるわけがない。イスラエルは、このシンプルで明確な事実に反する国家として私の目に映っている。理屈を並べて虐殺を肯定する国家が後援するアートに、ブラボーなどと言って拍手している観客の姿を想像するだけで寒気がする。  彩の国、北九州、びわ湖ホールは予定通り上演を敢行するのだろうか。日本のコンテンポラリーダンスに長年尽力してきた有数の公共ホールが下す決断は、今後の日本のコンテンポラリーダンスやアートに大きな影響を及ぼしていくはずだ。希望はもてない。

ブログをアップした直後もしくはほぼ同じタイミングで、各劇場が上演と関連する全イベントの中止を発表しました。「関係各所との協議の末」という文言を理由としていて、政治的スタンスは明確にせずにその場を収めるあたり、悪しき日本の伝統と文化を感じました。


虐殺を容認する理由などない。

核兵器など絶対に使ってはならない。

虐殺反対です。

戦争反対です。

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